<<Eternal loyalty, Eternal love>>
このままでは、私に勝ち目はない。
また、獲物を取り逃がしてしまう。『マスターよ、既に勝つ手段は一つしか残されていない』
ラグドメゼギスは私にそう言った。
ケインを倒すには、もうそれしかない。
命なんてどうでもいい。
負けるわけにはいかない。
勝って・・・・・そして、あのお方に認められたい。
この戦、何があっても勝ってみせる!「いいよ・・・勝てるんだったら、なんでも」
たとえこの身が滅びても・・・・・・・。
永遠の忠誠を誓う。
そして・・・・永遠の愛を誓う!「あたしの魂持ってきな」
『その言葉を待っていた・・・』
「うっ・・・・・・・・!!!!!!!!」
「私は、ロストシップになる。そして・・、いつまでもあのお方の側に・・・・。
十年の時を経て、ようやく蘇った、あのお方の・・・・・」私の体にコードが絡みついた。
もうすぐ、私はロストシップになる。
命尽き果てても・・・私は共にある。
この世で一番大事な人と、永遠に。
そのためなら、死んだってかまわない。「・・・・・・・・・・・・・・。」
だんだんと、意識が遠のいていく。
大切な記憶が次々と蘇る。
それと同時に、大切な記憶が失われていく。
復活して私の前に現れた時のこと・・・・。
憧れていた人にようやく逢えた時のこと・・・・。
ぎゅっと強く、私を抱きしめてくれたこと・・・・。
少しだけ見せた、優しい微笑み・・・・。
愛する人の顔、声・・・・。
みんな、大切な記憶。
何より大事な宝物。 消えていく・・・・。大切な記憶が・・・。消えていく・・・。
コードが私の精神を侵蝕していくのと同時に、
私の意識も薄れていく。
もし、ケインを倒せたら・・・・誰より大切な人に認められるだろうか・・・。
死んでしまっても、あのお方の記憶に私は残るのだろうか。
忘れ去られてしまったとしても、私は想い続ける。・・・・・・・意識が・・・・闇にのまれていく。
思い出すのは誰より大事な人のこと。
浮かんでは消え、消えたものは二度と帰ってこない。
だけど、私が愛しているという事実だけは消えなかった。
この事実だけは・・・・消してなるもんですか・・・・。
命尽きても・・・・消させはしない。
絶対に・・・・・絶対にこの想いだけは!『サイ・エネルギー物理障壁除去、最終シークエンス、開始。』
来た・・・・・もう、私の命は果てる。
やっと、ケインを倒すことができる。『マスター・・・・お別れだ』
「私は生き続ける。お別れじゃない。」最後の触手が私に襲いかかる。
急速に意識が遠のく。「一つだけ・・・・最期に言わせて・・・・」
私は最期の力を振り絞って言った。
「私は・・・・頑張ったかしら・・・・。」
『マスターはよく頑張った。本当に・・・・・よく頑張った。
あの方もそう思っているはずだ』
「きっと・・・・私は地獄に堕ちるわね・・・・・」
『やった事は悪いかもしれないが、その純粋な想いは何よりも強い。
天へ昇れるかもしれない、貴女なら・・・・』
「ありがとう・・・・・。もう、思い残す事はないわ・・・・。
あたしの魂持ってきな!」だけど、最期に一目逢いたかった。
愛する人の姿をこの目に焼きつけてから逝きたかった。
私の前には触手が蠢いている。
ああ・・・・・もうすぐなのね。
心残りはない・・・・・とは言ったけれど、
ただ一つだけ心残りがある。
それは・・・・・・・・・・・・・・・。<<あのお方に愛を告げられなかったこと>>
こんなに愛しているのに、それを告げることができなかった。
目前に迫った触手を見て、私はしずかに目を閉じた。
私は・・・・・死ぬ。
そして・・・永遠にあの方と共に・・・・。
力尽きる寸前、無意識にこう言っていた。
「できることなら・・・・。
生きてあのお方の元にいたかった・・・・・。」
そして私の意識は闇へ沈み、
二度と闇から還ってくることはなかった。
☆END☆
あとがき
勝手にカーリーの記憶を操作してしまいました。
すんません。
「十年の時を経て〜」って、カーリーは十年前・・・・十五歳の時から闇撒に憧れてたってこと?
カーリー・・・・・なんて一途ないい娘なのっ!
ほんとに、私はカーリーが大好きです♪
ぷちかーりーさんからいただきましたっ!♪
ああっ、切なくも甘いラブストーリー…(がむばれっ)
カーリーって、全ては闇撒の為の行動であって、
彼女自信は悪でもなんでもないんでしょうね…とか思ってみたり。
☆☆ぷちかーりーさん、ありがとうございましたっ☆☆